なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

栄養改善教室に学んで  第4期栄養改善教室 感想文集『ばらんす』より

家族に喜ばれて 屋比久  宮城恵子
家族の健康はまず食生活から、と栄養改善教室に学びました。
バランスのとれた食生活、塩分はひかえめにと、いろいろ頭の中ではわかっているつもりでも、いざ毎日の食事となると自分の好きな料理になってしまい、片寄りがちになったリ、多めにとったり、少な過ぎたりしてしまいます。
この教室で食物の中に含まれている栄養素を知り、また、食品を栄養的な特徴によって1群、2群、3群、4群と4つのグループに分け、食品の重量は80キロカロリーを1点とする4群点数法を学びました。
まず、食品の重量を計ることから始め、各食品群より食品を選んでバランスよく組合せ、 1日20点を基本とした料理づくりに挑戦しました。また、肥満や貧血、成人症などを保健婦さんから教わりそれぞれに合った食事づくりの実習もしました。
栄養改善の実習を通じて学び、私たちが健康を維持するためにはいかに食生活が大事かを知ることができました。
今では、高1、中2、中1と成長期にある子どもたちのために、4群点数法を参考に栄養のバランスを考え、いろんな食品を組合せて一週間の献立を作っています。
工夫し、変化のある食事を楽しみながらつくれ、家族からも喜ばれています。

子ども達と一緒に  冨祖崎   稲福光子
私はこの半年の間、オクラを作りながら毎週火曜日の栄養改善教室にかよいました。前半はオクラと教室を両立させるのが大へんでしたけれど、後半に入ってやっと両立ができるようになりました。
いろいろなことを学び、実習を続けているうちに、栄養改善教室にかようことが楽しみとなり、生活の1つの習慣となっていきました。教室の開かれる火曜日は、いつもより張りのある朝を迎えたものでした。
 4群点数法、栄養のバランスなど健康な生活のための食事づくりを学び、家族の食生活を築く者としての責任を痛感いたしました。
いま私は、教室で学んだことを家庭で子どもたちに教えています。
この半年間の体験を生かし、よりよい食生活に役立てていきたいと思っています。

大切な家庭の料理  津波古 金城典子
季節の移りかわりとともに、正しい食生活について楽しく学んできました。先生をはじめ保健婦さんありがとうございました。
いま、一般家庭でも外食への依存率が高くなっています。それ以上に加工食品、インスタント食品へ依存している家庭が多くなっているように思えます。一方では栄養や料理に関する情報が氾濫しています。
よりおいしく食べることも、忙しいときに手早く料理することも大切ですが、よりこまめにシンプルな食事を心がけることがもっと重要だと思います。
平凡なことですが、それぞれの土地で作られた気候風土にあった季節のものを大事に扱って献立を考えることが、家族の健康を守ることにつながるのではないでしょうか。食生活に心をくばり、同時に適度な運動と休養を身につけたいと思います。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000539-0016
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第113号(1987年1月)
ページ 10
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1987/01/10
公開日 2023/11/17