昭和61年度佐敷町功労者表彰式典が12月4日午後6時より町老人福祉センターにおいて行なわれました。
本町の地方自治、教育、文化、スポーツ、社会福祉、産業経済発展等に特に顕著な業績を残された5氏に、山城町長より町民を代表して功績をたたえる表彰状と記念品が手渡されました。今年度で6回目を数える表彰式典は、町内各団体の代表、招待者の皆さん多数の参加のもと挙行され、各氏のその業績に対しておしみない拍手と感謝のことばが贈られていました。
今回、功労者として表彰された方々は、産業・経済功労=新田器一(大正11年1月8日生・字津波古)、教育・文化功労=瀬底正俊(大正10年6月30日生・字津波古)、地方自治功労=玉城源喜(大正7年6月13日生・字手登根)、地方自治功労=嶺井永湧(明治44年11月15日生・字津波古)社会福祉功労=屋良景徳(大正10年10月16日生・字冨祖崎)の5氏で、町民の誇りとしての栄誉を受けていました。
産業・経済功労
新田器一氏
佐敷町農研クラブを結成し、その会長として本町の移出野菜の普及ならびに出荷組織の基礎づくりに奔走され、津波古地区においては愛農会を組織、地区内の農業改良の指導と基盤整備事業の啓蒙、推進に努められるなど難聴を克服し障害を持つ多くの人々の模範となり、本町農業の振興発展に貢献された功績。
教育・文化功労
瀬底正俊氏
佐敷町文化財保護委員会会長、佐敷町史編集委員会委員長等の要職を歴任され、貴重な本町文化財の保護、保存、収集、『佐敷村誌』『佐敷町史』の刊行に尽力されるとともに、長期間にわたり町立小・中学校の校医として児童生徒の保健衛生思想の普及に努め、本町の教育文化の振興発展に貢献された功績。
地方自治功労
玉城源喜氏
佐敷町議会にあって、議長、副議長の要職を歴任され、長期間にわたり議会活動を通して、本町の地方自治の進展と町勢の発展、町民福祉の向上に尽力されるとともに、手登根区長、町農業協同組合理事としてその重貴を全うされるなど、地域社会の発展、農業の振興に貢献された功績。
地方自治功労
嶺井永湧氏
戦後の復興期にあって、佐敷村助役、村議会議員の要職をつとめられ、行政制度の再建と拡充、農業の復興、土地調査、戸籍整備等に適進されるとともに、町老人クラブ連合会会長として老人の健康増進を図り、生き甲斐を高めるため活発な活動を推進され、老人福祉の向上に貢献された功績。
社会福祉功労
屋良景徳氏
多年にわたり、民生委員および児童委員として、終始一貫、社会奉仕の精神をもって保護指導に献身的に努力され、民生の安定と町民福祉の向上、奉仕活動の推進に尽力されるとともに、佐敷町農業委員、冨祖崎区長などを歴任され、本町農業の振興、地域社会の発展に貢献された功績。