なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㉘ ヌマガエル

方言名 アタビー。体長7センチ内外の最も普通に見られる蛙で、「ジョウ小ヤシチ ヌタンメーサイ アタビートゥイガーメンソウラニ……」の蛙も本種を指している。
本州中部から琉球列島、台湾、中国、東南アジアに広く分布し、広い地域で食用にされていたようである。
沖縄では特に小児の滋養強壮に、タンパク質源として、よく利用されたという。
肉は柔らかく美味。内臓を除いてニシジン、ニガナ(ホソバワダン)などと水炊きにし「シンジグスイ」としたそうだ。
そのほか油揚げ、油味噌にして食べたとのことである。最近は、水田の減少で日ごろこの蛙を見かける機会は少なくなった。写真はカータ(手登根)で撮影。

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大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000538-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第112号(1986年12月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1986/12/10
公開日 2023/11/17