国道331号沿い、小高い丘の上に一種独特の雰囲気をかもし出しているのが外間殿(外間之殿)です。
ワシントンヤシ並木を行く車窓からの外間殿は、丘の木立の中に石柱、瓦屋根の姿をみせてくれます。
外間殿は、字屋比久外間原、外間森西方中腹にあって、外間集落の創設老・外間子の屋敷跡とされています。外間集落の聖地として、拝まれており、また、各種の年中行事の際にもさまざまな神事などがとり行なわれます。毎年旧暦5月15日と6月15日、25日には、ノロを先頭にして集落住民が参拝するなど重要な聖地です。
モクマオウの林にいだかれた建物は、石柱にツタをはわせ静かなたたずまいをみせ、きょうも車の往来激しい国道を見守っています。