体長13から15ミリの小型のセミで3月の末から5月まで見られる。ススキやチガヤの草地、サトウキビ畑に生息し吸汁するのは主に草本類からのようである。最盛期には、サトウキビの葉 枚に12個体を数えたことがある。 「ジイージイー」鳴く声は、自動車の音をかき消すほどである。
産卵はススキ、サトウキビの葉の中肋の部分にされ、40日程でふ化するという。幼虫は、土中にもぐりススキやサトウキビの根から吸汁し成長する。約2年で成虫になるという。
久高島や安座真、知名の海岸近くの草原で知られたこのセミも、最近分布を広げ本町では7、8年前から広がり出している。沖縄島南部が分布の北限である。