なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㉔ イワサキクサゼミ

体長13から15ミリの小型のセミで3月の末から5月まで見られる。ススキやチガヤの草地、サトウキビ畑に生息し吸汁するのは主に草本類からのようである。最盛期には、サトウキビの葉 枚に12個体を数えたことがある。 「ジイージイー」鳴く声は、自動車の音をかき消すほどである。
産卵はススキ、サトウキビの葉の中肋の部分にされ、40日程でふ化するという。幼虫は、土中にもぐりススキやサトウキビの根から吸汁し成長する。約2年で成虫になるという。
久高島や安座真、知名の海岸近くの草原で知られたこのセミも、最近分布を広げ本町では7、8年前から広がり出している。沖縄島南部が分布の北限である。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000533-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第108号(1986年8月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1986/08/10
公開日 2023/11/17