「あなたは行政相談委員として国民の行政に対する苦情の解決に特に尽力されましたのでここに深く感謝の意を表します。昭和61年5月14日、総務庁沖縄行政監察事務所長 内間貞雄」
これが仲村武一氏が受けた感謝状です。氏は、昭和57年5月1日に本町の行政相談委員に選任されて以来、足かけ8年その知識と経験を生かしています。
知識と経験というのは、34年間の役場職員であったことから生まれています。まさに、経験と知識を生かしているわけです。
「行政がきめこまかに行なわれていても、どうしてもたりない所や欠陥のようなものが出て来てしまいます。卑近な例では、国道にヤシの葉が落ちて危ないのではやく片づけてほしい、とか。そういった苦情なりを関係当局にすぐさま連絡し、処理してもらうといったことをするわけです。生活環境の問題や援護関係の相談が多いですね。民事のこともけっこうあります。でも、本町は苦情が少ないですよ」
無報酬の相談委員の仕事ですが氏は、自己の持てるものを生かせる幸せを感じているとのことです。
他の役もこなしながらの氏は、若者顔負けの活躍ぶりです。