方言名 ミジガーミー。甲長150ミリ位。池、沼、水田に棲む。魚、水棲昆虫、ミミズなどの動物性の他に、パン屑や残飯も食べる。昼間は沼、池などの草陰に潜んであまり活動しないが、夜間は飼を求め水中からはいだすことが多い。
分布は、トカラ列島の悪石島、石垣島、西表島、与那国島、中国中南部、海南島、インドシナであるが、日本の分布はおそらく人為的なものであろう。
写真の個体は、字佐敷で、町史編集のための自然調査の際に捕獲したものである。この淡水棲カメは愛玩動物として店頭で売られているので、わが町でみつかるのも大為的に持ち込まれたものであろう。スッポンとともに、戦後に住み着いた新顔の動物である。