わがウチナーのことばには、なんともいえない表現のものが実に多い。「トゥンタッチー」ということばひとつとっても、それはいえる。ヤマトゥグチに直訳すれば、「飛立ちすわり」とでもなろうか。中腰の姿勢のことである。
また、「バンカカヤー」ということばは「番にかかる人」と直訳することができ「何番以内にいる人」であり、優秀な大をさすことばである。
この伝で、次の会話を楽しんでいただきたい。
3人のゆかいな仲間が釣りに出た。 1人にアタリがあると、それっとばかりその所にもう2人が糸をたれる。小さなボートは大きく傾き、あわててドタバタ。当然の如く、シカケはからまり”おまつり”になってしまった。
「オー、マウンティンカット」とひとりが叫けぶと、それを受けてもう1人が、
「ヤマキッタ!!」
と叫けぶ。最後のひとりは、それを聞いて、やにわにシカケをはさみでチョキン。1人はカンカンに怒ってしまった。
チョキンとやった当人は、2人のけんまくに、
「ヤマチッチャン」。
この会話、「ヤマチッチャン」がテーマである。「ヤマチッチャン」が「山切った」、さらに「マウンティン・カット」に。「大へんな失敗をした」ということなのであるが、ことばの遊びが妙なことになってしまったのである。
ウチナーグチは、ユーモアにあふれている。ウチナーンチュのあたたかい人情が反映しているせいであろうか。ちなみに、3人目は「ヤマー」の愛称でよばれている。
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1ZObnY0twMAEQ3XnxS1HjAHUMOJRLMad0 |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008439 |
| 内容コード | G000000531-0007 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第106号(1986年6月) |
| ページ | 5 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1986/06/10 |
| 公開日 | 2023/11/17 |