62年海邦国体の成功のカギともなる民泊の態勢確立と整備に向けた民泊説明会が5月16、17日の2日間、町老人福祉センターで行なわれました。1日目は区長会、2日目は婦人会の皆さんを対象に行なわれ、町内で192世帯の民泊家庭の必要性や、民泊協力会の結成などについての説明がありました。
民泊家庭の設備、環境面での条件や受け入れ地域全体のあり方など、先催県の例も引き合いに出しての説明会となっていました。
民泊実践記録⑪「わかとり国体」鳥取
そわそわ気分の民泊 郡家町米岡 木下節子
数年前から準備していた民泊も、今思うと、あっという間に終り、早や1力月すぎました。
民泊家庭はいったい何をさせていただいたらいいのだろうか、どうやれば満足してもらえるのだろうかと、常に不安がいっぱいでした。当日まで内心晴れぬ気持ちと、そわそわ気分で選手の皆さんを迎えました。
選手の顔を見ると同時に覚悟が決まり、やれる所までやってみようという気持ちになり、楽になりました。
迎えた選手の人達が、想像していたより高校生らしく、可愛らしく感じられ、生活の中にも行儀のよさ、礼儀のよさにはたいへんおどろきました。
1番気を使った食事についても、1回目より2回目と、だんだん手際よく準備ができ、力二鍋は1番おいしかったと喜んでいただきました。
印象に残ったことは、お昼の食事で、自分の子ども達に作った力レーライスを選手の人達がおかわりをして食べたことです。あれほど食欲旺盛だった食事も試合の前日になるとのどを通らなくなり、試合に対する緊張を強く感じました。試合についても気になって応援せずにはいられなくて出かけ、おかげでホッケーなるスポーツも多少知ることができよかったと思います。
終ってみれば、あれもしてあげたかった、あんなことで喜んでいただけたのだろうかと、今も反省しております。
いつまでも電話、手紙が続くことを願っております。