なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち㉒ ノコギリガザミ

河口近くの汽水域や、砂泥底質海岸に生息する。甲幅20センチにもなる大型のワタリガニ科の蟹である。
本州中部以南、熱帯インド太平洋地域に広く分布する。佐敷町の潮間帯は、この蟹の生息地として好条件を備えている。
なかでも、浜崎川河ロの汽水域一帯を中心に広がる泥質底域は、昔からガサミの産地として知られている所である。
潮の満ちかけに活動が盛んになり、小エビ、小魚などの小動物を捕食する。植物食も見られる。魚の骨、頭、鶏肉等を餌に力二網をしかけて本種を捕獲している人は多いが、本町の人は少ない。おそらく海の汚れを気にしてのことだろう。
海をきれいにし、ノコギリガザミの養殖は考えられないだろうか。 

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大分類 テキスト
資料コード 008439
内容コード G000000531-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第106号(1986年6月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1986/06/10
公開日 2023/11/17