なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち⑲ サシバ

方言名 タカ。ワシタカ科に属する鳥で、全長500ミリ位。寒露の季節、ミーニシが吹き始める頃繁殖地の日本本土を離れ南下する。この渡りの途中、沖縄本島の上空を通り、宮古島に羽をやすめた後、更に南下する。越冬地への渡りの途中落伍し3月の末頃まで沖縄本島に居残るタカをウティダカと呼んでいる。
去る1月末の調査では、伊原、屋比久、からチカヌハナ一帯に二羽、字佐敷、月代から浜崎橋上空を舞っている四羽、小谷から大里城跡、新開上空を旋回している三羽を数えた(写真は幼鳥)。
タカの渡りのころ降る雨を「タカのシーバイ(タカの小便)」という。好んで捕食する鼠は、畑地に多いオキナワハツカネズミ(方言名 タカトゥヤー)である。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000523-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第102号(1986年3月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1986/03/10
公開日 2023/11/17