方言名 タカ。ワシタカ科に属する鳥で、全長500ミリ位。寒露の季節、ミーニシが吹き始める頃繁殖地の日本本土を離れ南下する。この渡りの途中、沖縄本島の上空を通り、宮古島に羽をやすめた後、更に南下する。越冬地への渡りの途中落伍し3月の末頃まで沖縄本島に居残るタカをウティダカと呼んでいる。
去る1月末の調査では、伊原、屋比久、からチカヌハナ一帯に二羽、字佐敷、月代から浜崎橋上空を舞っている四羽、小谷から大里城跡、新開上空を旋回している三羽を数えた(写真は幼鳥)。
タカの渡りのころ降る雨を「タカのシーバイ(タカの小便)」という。好んで捕食する鼠は、畑地に多いオキナワハツカネズミ(方言名 タカトゥヤー)である。