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新時代鼓動ひびいて 国立厚生年金総合老人ホーム用地取得なる 山城町長、町民への感謝を表明

昨年8月、本町への誘致が決定した国立厚生年金総合老人ホーム(中規模保養基地)の用地取得がこのほど、ほぼ終了しました。誘致決定以来、同施設建設用地取得の準備に取りかかり、昨年の12月10日には、売買契約が開始されました。明けて1月6日には、売買契約がほぼ終了しました。14日には、町議会において用地取得の議決がなされ、さらに、1月20日には、国へ売るための土地の処分の議決を得、売渡しの準備が終了したわけです。
厚生年金総合老人ホームは、老齢年金受給者の老後の生活の安定福祉の向上を図るため、年金受給者、被保険者およびその家族の保養、教養文化の向上、健康づくりを目的とした三世代交流の場となるものです。同施設には、宿泊施設、体育館、入居棟のほか、プールやテニスコートなどの屋外施設が整備されることになっています。
用地取得がほぼ終了したことにより、国は、さっそく、この地域にどの程度のどのような地域特性を生かした施設が必要なのか調査を開始します。昭和61年度には、設計、造成を行ない、62年度に着工、64年度完成、オープンの予定で事業が進められることになっています。
町も、今後、町民や町内各団体の意見を取り入れ、建設予定地の自然条件を生かした施設にするよう関係機関に働きかけていくことにしています。
建設予定地は、字新里後方の高台で、つきしろ学園と老人ホーム東雲の丘の間約11万8千平方メートルにおよぶ広大な敷地です。
交通の利便性、景観、海との関連性など訪れる人々が憩いを求められるような条件を備えており、立派な施設ができるものと期待されています。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000522-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第101号(1986年2月)
ページ 2
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1986/02/10
公開日 2023/11/17