体長20センチメートルを越す大型のアメリ力東南部原産のカエルで、食用として移入した動物である。肉は淡白で美味。アメリカ人が好んで食べる動物のひとつである。久米島では、大規模に養殖しアメリカに輸出していた。わが佐敷町にも移入されたことがある。故渡名喜元秀村長時代の1955年頃県水産研究所の指導で8頭のカエルが小谷、手登根、仲伊保に放されたが、わが町では繁殖していない和名は鳴声に由来するもので牛の鳴声によく似る。川、沼、池、田んぼやその周辺の草むらに棲み、主に夜間活動する。徳之島以南八重山までほとんどの島に生息が確認されている。その分布は、汎世界的になっている。