なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち⑭ キノボリトカゲ

佐敷町では、「アクタ」と呼んでおり子どもたちに最も人気のある爬虫類の一種である。大きいもので、頭胴の長さが8から9センチに達する個体もいる。樹上棲で、背面は緑色の地に掲色の紋がはしり、側面には黄色帯があり、とくに、雄は色鮮やかである。
近づくと首のまわりにカザリクビトカゲのようなヒダをつくり威嚇してくる。力メレオンのように上手ではないが、環境の変化に応じて体色を変化させて身を隠す術も心得ている。小さいながら肉食性の生き物である。
喜界島以南、沖縄島およびその属島に広く分布する。宮古、八重山産のものはサキシマキノボリトカゲとして区別している。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000517-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第96号(1985年10月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/10/10
公開日 2023/11/09