よく食べ、よく寝て、よく練習する―と、チームメイトが評する一美さん、まさにその評がピッタリ。健康そのものです。明るい笑顔からは健康がこぼれそうです。
なぎなたの全日本高校チャンピオンのイメージがなかなか浮かばない一美さんです。武道に励むせいか、おしとやかな高校三年生。
それでも、はにかみながら時折みせるキリッとした眼差には、やはりチャンピオンを感じさせてくれます。
中学時代は剣道、そして、知念高校に入ってなぎなた、武道一筋で来た一美さんです。現在、初段の腕前。実力は、もちろん、全国高校選手権優勝の高校生チャンピオンです。
「進学して、なぎなたは続けたいですね。何か自分に合っているような気がするんです」
高校生のチャンピオンから正真正銘の全国一が誕生するのも間近です。沖縄になぎなたが普及しはじめて四年。一美さんは、先駆者の一人です。それにしても、その沖縄から高校生チャンピオンが生まれたのですから、一美さんの天分だけでなく、練習と努力はなみなみならぬものだったでしょう。
国体強化選手として、三時間のハードな練習をこなす一美さんです。