なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

わが家の誇り 魅力いっぱいトボロチの花  字新里 嶺井松猛さん

通りすがりの人がわざわざ車を通を止めて花の名前をたずねていくということが、嶺井松猛さん宅のトポロチをみればすぐ納得できます。淡いピンクの花が可燐な姿で咲いています。
町のCGG運動開始のとき、2メートル位だったインドキワタの木に、トボロチ(トックリキワタ)をつぎ木したものが生長し、いま、花を咲かせているのです。二本つぎ木され、二本ともみごとに生長しています。
「いま咲いているのが細い方で、どういうわけか太く生長した方が遅咲きなんです。ですから、二度花見ができるんです」 と、嶺井さん。その花も二種類とみまごうばかりで楽しめるとのこと。
つぎ木した当初は、風や、それに猫などのいたずらに神経を使ったということです。そんな嶺井さんの愛情を感じとったのかトボロチはぐんぐん生長しました。二年目ぐらいから花をつけはじめ、それ以来、家族だけでなく、道ゆく人々も楽しませてくれているトボロチとなっています。
CGG運動の成果は、町内各所でみられますが、嶺井さん宅のトボロチは特筆にあたいするものといえます。生長ぶりもみごとなら、花のつき具合いもみごとです。
県道137号線、新里坂を緊張して下って来て、坂の終りに近いカーブにトポロチの花をみつけたら、誰でもホッとするはずです。
そんな魅力いっぱいの嶺井さん宅のトボロチ、ハイビスカスの生垣とみごとにマッチしています。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000516-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第95号(1985年9月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/09/10
公開日 2023/11/09