佐敷町育英会では、昭和40年のスタート以来、多くの学生生徒に勉強の機会を損うことのないよう育英制度を適用してまいりました。
経済的理由で学業を継続できない学生、学業成績の優秀な学生に対して、申請による学資の貸与を続けていますが、その総額は34,319,600円にのぼり、貸与学生数は延108人となっています。多くの人材育成に役立っている育英会活動といえます。
本年度も21人の申請があり、審査の結果13人が育英制度の適用をうけることになりました。9月2日には、その付与式(写真)が町役場において行なわれました。式は、本人、父母の出席のもと行なわれ、育英会制度の認識を深めるものとなっていました。
本町の育英制度は、手続きの簡素化や「借り主は本人自身」という認識の徹底化により、これまで百パーセント育英金は返還されており、とどこおりなく次代に受けつがれています。また、人材育成という趣旨に賛同しての寄附者も続いています。
しかしながら、経済状況の慢性的悪化や教育費の高額化によって、育英資金の大幅な増額が必要となっておリます。育英資金の増加によって、人材育成の活動はさらに拡大し充実してまいります。
本町の明日をになう人材の育成のための育英会活動に、町民のみなさまの深いご理解と厚いご協力をここにお願い申し上げます。