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国立厚生年金総合老人ホーム 本町に正式決定 用地購入へ向けスタート

国立厚生年金総合老人ホームの本町への建設が、8月15日、正式決定されました。
これまで、町民をあげて行なって来た誘致運動、さらに、南部振興会、南部市町村会などの全面的な協力がみごと結実したといえます。同施設の建設決定によって、本町の産業、文化の振興は大きく前進するものと思われます。
また、誘致運動で発揮された町民の協力体制と和は、今後も町発展への大きな活力となっていくことでしょう。
老齢年金受給者の老後の生活の安定、福祉の向上を図るための同施設は、年金受給者、被保険者およびその家族の保養、教養文化の向上、健康づくりを目的とした三世代交流の場となるものです。
用地面積約13万㎡、建築延面積1万3千㎡の同施設は、センター棟(会議室、宿泊室、老人クラブ集会室)、屋内体育館(体育館、アスレチックルーム、シャワー室、更衣室)、入居棟(単身棟、夫婦棟)、屋外施設(プール、テニスコート、多目的グラウンド、ゲートボールコート、フィールドアスレチック、その他、駐車場)などが整備されることになっています。
今回の社会保険庁からの建設地正式決定によって、本年度中に用地取得が行なわれ、61年度用地造成・設計、62年度より建設が開始され、64年度には完成することになります。総工費55億円という一大事業がいよいよスタートを切るわけです。
本町が建設用地に選定されたのは、都市近郊にあって自然環境に恵まれていることや交通が便利であることなどによります。長寿町佐敷、自然豊かな本町が最適地とされたことは、誘致決定に加えて喜ばしいことです。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000516-0004
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第95号(1985年9月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/09/10
公開日 2023/11/09