オクラの生産地として有名な本町に、また新しい生産方法が生まれました。ほ場のない生産農家にとって今回の取組みは画期的なできごとです。
この生産方法は、サトウキビの春植えの間作として行なうものです。現在、字新里、字佐敷でこの生産方式によるオクラの栽培が行なわれておりますが、ほ場の確保が困難な現況において生産農家から注目をあびています。
オクラは輪作がむずかしく、また、耕地面積の限られた本町においては将来の生産増がはかれない状態でした。しかし、間作という手段によって、この難点が解消され、今後の見通しも明るくなりました。佐敷農協も、この生産方式に着目し、耕地の有効利用といった面から大いに奨励しています。
本土出荷で大きな成果を上げている本町のオクラですが、ここ数年生産量が減少しており、生産向上がさけばれていました。耕地面積の限られた本町にあって、オクラの生産向上は難問でした。しかし、今回の生産方式は、こうした本町農業の難点のひとつを解消し新たな農業のあり方を示したものといえます。オクラは、今、出荷の最盛期にあたっています。