方言名、クミラーまたは、アカグチクミラーと呼んでいるクイナ科に属する鳥で、全長33センチ位。羽毛は黒色で僅かに脇に白斑がみられる。額と嘴のほとんどは赤色。嘴の先端部は黄色に色分けされている。脚は長くて黄緑色。
北海道から沖縄まで各地の水田、河川、池などに生息する。佐敷町でも、浜崎川の河床や河口に採餌しているのをよく見受ける。餌は植物性のものが主であるが、水性昆虫やタイワンモノアラガイのような柔らかい貝類なども餌としている。浜崎川の河辺林でも繁殖していて、3月から5月ごろに五、六羽の雛をつれているのがみられる。幼鳥は体のほとんどが褐色。
幼鳥も親鳥や雛と一緒に行動していることが多いようである。