前任地が沖縄署でしかも刑事さん、面談する前にある種のイメージができてしまいます。米軍基地の多い地域の刑事さんとくれば、眼光するどく偉丈夫…。
新しい駐在さん、仲西弘巡査はそのイメージとは大ちがい、にこやかで、いかにも町のおまわりさんといった雰囲気です。
「外勤(駐在)は初めてなんです。これまで、鑑識とか盗犯畑を歩いて来ましたんで、どれもこれも初めてといった感じです。自分自身のイメージもちがったみたいに思っているんです」
地域住民とのふれあいも多く、楽しくもあるが、難しさも一段と増して感じているという中西駐在さん、地域とのつながり、町民の1人ひとりとのコミュニケーションを大切にしたいと語ります。
「巡回連絡の途中、誰も居ないのにあけっぱなしの家がありますが、良い雰囲気とも感じますしまた、仕事柄、不用心とも思えます。本来、人間が住む所、前者でなくてはならないんですが…」
町をあげての交通安全対策に大いに敬意を表し、力強く感じるという中西駐在さん、最後に、「町民の一員として、地域にとけこんで、自分の仕事を全うしていきたいと思っています」