なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

よろこび、祝う、満5歳 6・1町制施行5周年記念行事行なわれる

「佐敷音頭」も発表される
私たちのふるさと佐敷町が、高らかに産声を上げてから満5年がたちました。 「花と緑と思いやり」を合言葉に町民の知恵と力を結集した町づくり、新しいふるさとづくりが進められてきました。この日、町制施行5周年という節目を迎え、町民が集い祝い、そして新しい第1歩が踏み出されました。

記念式典は、6月1日午後3時宮城福光収入役の開式の辞でその幕は切っておとされました。
「町制施行5周年を1つのステップに、みんなのふるさと佐敷を町民1人ひとりの手でさらに美しく、立派な町へと飛躍させましょう」との山城時正町長の式辞があり、会場の町老人福祉センターは厳粛な中にも喜びが満ちあふれていました。
町づくりの成果と町民の尽力をたたえた玉城源喜町議会議長あいさつ(代読)の後、町制5周年経過報告が宮城繁助役によってなされました。そこでは、土地改良事業や馬天小学校の新設をはじめ、佐敷町スタート以来の諸事業があらためて紹介され、町づくりの進み具合いが示されました。
場内に祝賀ムードが盛り上がったところでいよいよ「佐敷音頭」の発表が行なわれました。町歌町音頭制定委員会宮城繁委員長の経過報告の後、明るくはずむ「佐敷音頭」(P4参照)が場内をつつみました。踊り手は、そろいの浴衣の町婦人会の皆さん。舞台、通路に明るく華やかな佐敷音頭がくりひろげられました。 引き続き、西銘順治沖縄県知事(代読)、下門律善南部振興会会長、宮城清順沖縄県議会議員のみなさん来賓による祝辞があり、さらに各界著名の方々の祝電が披露されました。金城清教育長による「今後も町づくりに力を合わせましょう」という閉会の辞の後、休息に入りました。
第2部は記念講演が行なわれました。講師は、真栄城守定沖縄地域科学研究所所長で「まちづくりへの戦略 佐敷町の課題と展望」と題して、産業振興、あるべき地域開発の姿が述べられました。
祝賀会は、町出身の芸能家の皆さんによる古典音楽、舞踊によって盛り上げられ、新たな町づくりのスタートが祝われました。
華麗にくりひろげられる琉舞の間にあって、この日飛入り出演の馬天小三線クラブのかわいい演奏は大きな拍手を受けていました。
記念行事は、2日の日曜日も行なわれ、健康づくり歩け歩け大会と植樹祭が老若男女参加のもと大きな盛り上がりをみせました。歩け歩け大会は、平識善徳氏の講話の後、字佐敷後方からつきしろの街へ登るコースでスタートしました。婦人会手づくりのおにぎりの昼食の後、植樹祭が行なわれ、600本の樹木が植えられました。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000513-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第92号(1985年6月)
ページ 2-3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/06/10
公開日 2023/11/09