冬期に琉球列島各地に飛来するチドリ科の鳥で、冨祖崎、字佐敷、兼久の海岸に群れて、餌であるミミズ、ゴカイ類を泥や砂の中からくちばしでくわえて引っ張り出しているのをよくみかける。満潮時には、砂洲に群れて休息する。
全長240ミリメートル位。夏羽が胸部から腹部にかけて黒色なので、ムナグロと名付けられている。しかし、沖縄各地でよくみかけるのは冬羽で、胸、腹の淡い黄褐色の個体である。
11月から12月ごろ飛来し、4月の末ごろまでいる。
方言名は、ターチジュヤー、あるいはハルチジュヤーと呼ぶ所もあるが、佐敷町では何と呼んでいるか知らない。(写真は冨祖崎にて写す)