なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

国民年金コーナー 国民年金と個人年金 ―ここが違います―

郵便年金、銀行、生命保険会社等の年金が盛んに宣伝され、多くの人々の関心がよせられています。
このような個人年金に加入したから国民年金には加入しなくてもよい、という誤った一部の人の声も聞かれます。そこで、国民年金と個人年金の違いを考えてみましょう。
「国民年金制度」は、お年寄りの世代を働く世代が順送りに社会的に扶養する「世代間の助け合い制度」であり、国が運営し、国民の福祉の向上を目的としています。
一方、個人年金は、商品の一種であり、営利を目的としたものです。両者の違いは表の通りです。
国民年金は、次のような場合になったとき受けられます。
としをとったら 老齢年金・保険料を納めた期間と免除を受けた期間が25年以上ある人が65歳から受けられます(昭和5年4月1日以前に生まれた人は10年~24年に短縮)。通算老齢年金・1年以上保険料を納めた人で、厚生年金などの期間と合わせて25年以上ある人が65歳から受けられます(年齢により10~24年に短縮)。
障害者になったら 障害年金・1年以上保険料を納めている人が障害者になったとき受けられます。
死亡したら 母子(準母子)年金・1年以上保険料を納めている人が、夫等と死別し、母子(準母子)家庭となったとき受けられます。遺児年金・1年以上保険料を納めた父または母と死別し、遺児になったとき受けられます。寡婦年金・老齢年金を受けるのに必要な期間のある夫が年金を受ける前に死亡したとき、妻に60歳から64歳までの間支給されます。

これらの年金にあてはまっていて、まだ請求の手続きをしていない方は、今すぐ役場で手続きをすませてください。詳細については、福祉課まで。℡7-6211

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000512-0026
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第91号(1985年5月)
ページ 12
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/05/10
公開日 2023/11/09