「これからは、この広場を利用して、野球ソフトボール、ゲートボールなど心おきなく楽しめます」と喜ぶのは、字手登根の屋比久静市区長です。
手登根公民館近くに完成したのは、手登根農村広場です。これまで、少年野球やゲートボールや、運動会など他の地区の施設等を利用して行なっていただけに自分たちの部落に広場ができたことで住民の喜びもひとしおです。
この広場は沖縄新農業構造改善緊急対策事業の一環として、総工費2800万円で建設されたものです。3000平方メートルの敷地には、多目的広場や屋外倉庫、便所などがあり、ソフトボールならできる夜間照明施設も完備しています。
4月21日には、大雨の中ではありましたが、子どもから大人まで多数の住民が参加して記念植樹が行なわれました。リュウキュウコクタン、モモタマナ(クワーディーサー)、イヌマキ、シャリンバイ、ヤマモモなど約千本が植えられました。これらの木々が生長したあかつきには、緑と花につまれた住民の憩いの広場となることでしょう。
手登根には、民俗行事の演技が数多く残っており、その練習や披露が、今後この農村広場を利用しますます盛んになっていくものと思われます。