海邦国体の開催は、29カ月後です。軟式野球(少年男子)の行なわれる本町の大会の総元締めが、ここ国体事務局の置かれる企画室です。与那嶺紘也室長、仲里和郎主幹を長に玉寄勉室員の2人が、大会の成功をめざし雑多な事務処理と取組んでいるようです。
壁には前回開催地の奈良の大会旗、机、書架には関係資料がファイリングされ、関係諸団体の名簿などがならび、日ごとあわただしさを増しています。
佐敷町にとっては、初めての全国規模の大会であり、まして多勢の選手団、役員、そして観客を迎えるとあって、全国各地から関係資料を取り寄せ、検討し、万全の態勢づくりを事務局はめざしています。
現在、町民1人ひとりの協力体制づくりに取組んでおり、その連絡、事務処理に追われている毎日のようです。「町民の手づくり国体」を合い言葉に、東奔西走しています。
また、国体事務局では、大会の成功をめざすだけでなく、佐敷町を全国的に売り込むチャンスともとらえており、あらゆる角度からの町のイメージアップも考えています。役場庁舎2階の企画室の1角を占める国体事務局は、町民のアイディア提供に期待しているとのことでした。