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交通事故第1当事者 ワーストワンの汚名返上 町あげての交通安全運動推進の成果

町民こぞって取組んだ交通安全運動が、花と開き、実を結びました。昨年9月の佐敷町交通安全推進協議会総会で、過去7年間に4回も交通事故第1当事者ワースト追放が強く訴えられました。さらに、具体的な取組み、行動が決議され、今日まで交通安全運動が推進されて来ました。
町議会においても、昨年9月27日には「交通事故加害者ワーストワン返上及びシートベルト着用推進に関する決議」がなされ、全町規模での取組みが開始されました。
与那原警察署の指導、協力のもと、佐敷町交通安全母の会をはじめ町内各団体がお互いに連携し合い、シートベルトの着用街頭指導や児童生徒の交通指導が行なわれてきました。
この成果が「ワーストワン」の返上となったのです。まだ、事故を完全に追放とはいきませんが、23位となりました。一般新聞紙上においても「町あげての交通安全運動推進の成果であることは明らか」と報道されていました。
この間、母の会はもとより、町長や町議会議長、議員の方々も街頭指導にあたるなど、交通安全への願いをそれぞれ具体化してきました。
シートベルト着用推進街頭指導においては、母の会だけで延べ200人を越す参加があるなど、意識面での高揚もありました。また、交通安全運動は、物心両面からの対策が必要ということで、運転者や歩行者、さらに家庭が一体となった取組みも実施されてきました。
馬天入口や消防分遣所前での街頭指導や、馬天小PTAによる児童の交通指導が、今回の汚名返上にはたした役割は大きいものがあります。今後も、交通事故の一掃をめざし努力したいものです。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000511-0003
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第90号(1985年4月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/04/10
公開日 2023/11/09