なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 生物たち⑧セッカ

方言名「チンチナー」は、鳴声に由来する。繁殖期である夏季には、 「チンチン チンチン」と高い鳴声を出しながら上昇し、下降するときには「チッチッチッチッ」と低い地鳴きに変わる。
ヒバリと混同している人が多いが、ヒバリとは別科の鳥である。
全長13センチ位のヒタキ科の小鳥で胸腹面は黄白色、頭頂は黒褐色、背面は黄褐色の地に黒褐色の縦斑がある。7月から9月、サトウキビ畑、ススキ、チガヤなどの草原に巣をつくり、4から6個産卵する。
餌は、主としてバッタ類だが、蝶や蛾の幼虫も餌とする。本州以南、琉球列島に広く分布する。敏しょうな動きで青空の下を駆けめぐる元気者である。

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大分類 テキスト
資料コード 008438
内容コード G000000511-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第90号(1985年4月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/04/10
公開日 2023/11/09