なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 動物たち⑦ スズメ

方言名、クラー。全長15センチ位の小鳥。日本全国、人の住む所にはどこでも生息し、繁殖する。人が住まなくなると生息しなくなるという鳥である。
産卵数は4個から8個、人家や家畜小屋の壁のすき間などに巣をつくる。巣材は、雑草の枯れたもので粗雑な巣である。
植物の種子を好むが、繁殖期には昆虫類やその幼虫も捕食する。秋冬期には、群れを作って行動することが多くなるので、むかしは網で捕えて「クラージューシー」にして食べたという。沖縄において稲作の盛んであったころの、スズメと人間の知恵くらべが想像できるようなエピソードである。
姿、形、鳴き声が良くないので籠鳥として飼うことはない。

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大分類 テキスト
資料コード 008437
内容コード G000000506-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第89号(1985年2月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/02/10
公開日 2023/11/09