なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

国保コーナー 健康体操を語る健康回復に真価……。

参加者(順不同)
前城清(佐敷)  嶺井和子(津波古)  高江洲八重子(津波古)
吉田和子(仲伊保)  津波公子(佐敷)   玉城文子(仲伊保)
宮城節子(新里)  宮城貞子(津波古)  勢理客シゲ(新里)

健康は、私たちにとってかけがえのない財産です。全ての活動の源には、健康な身体があります。
今、町民に深く浸透しつつある健康づくり運動は、将来の明るい生活、生命が輝く暮らしをつくっていくことにつながります。
本町の「健康づくり」の推進の目玉のひとつとして実施されているのが“生命の貯蓄・健康体操”です。すでに開始されてから3年を経過、会場も各集落に設けられ指導員、指導員補のみなさんの努力によって、婦人やお年寄りの健康づくりに重要な役割りをはたしています。
健康は、なんといっても自らつくり出すもの、生み出すものでなくてはなりません。その意味で、全身を使い、肉体の柔軟さを生んでいき、内臓諸器官の活発な働きをうながす健康体操は、最適の健康法といえます。
今回は、この健康体操を指導し普及につとめてこられた指導員の皆さんに集まっていただき、その苦労談、成果の報告などをしてもらいました。

みちがえるほど健康に
津波 
みた目よりはハードな体操で、最初は皆さんとまどいます。しかし、積み重ねていくと、驚くほど体調が良くなります。続けている人の健康回復ぶりは私自身も驚くほどです。

高江洲
本人のやる気の問題もありますが、もっと広報活動なりをして、健康づくりを広めないといけないのでは。場所とか、用具の問題もありますし、せっかくのだれでもできる健康法がもったいないと思っています。

前城
体操を始めて、私自身、足腰がとても強くなりました。各年齢の人が参加でき、また、職場などでも行なえるようにしてみてはどうでしょうか。

勢理客
同感ですね。お年寄りの方々から感謝されてうれしいのですが、家族全員が参加して健康体操をするようになったらもっとすばらしいと思います。

嶺井
やはり、そのためにも公民館など、場所の確保が大切ですね

宮城(貞)
健康づくりだけでなくコミュニケーションを生むのにも役立っているという意見もときどき聞かれます。組み体操などもありますから、もっと参加者がふえれば、その面での効果はもっと上がるでしょうね。

玉城
健康に対する考え方もかわります。続けていると、健康の大切さはもちろんのこと、自分の健康管理の要点がわかって来ます。

吉田
まだ始めて間もないんですが、参加者のほとんどが体調が良くなったことを感謝しています。

体制づくりを願う
高江洲
用具の確保、場所の確保など、町のそういう面での取組みをもっと進めてもらいたい。

宮城(節)
個人負担がなくなるような体制づくりが必要なときと思います。地道に健康体操を行ない普及に力を入れている人たちのためにも、それはぜひお願いしたいと思います。

吉田
健康に良いとはわかっていても、場所的に問題があったりしてはせっかくの取組みも…。

津波
佐敷の場合でも、公民館使用がスムーズでなく、せっかくの盛り上がりも下火になってしまいました。

宮城(貞)
気らくに参加できる場があればよいと思います。何回か来ただけで、腰痛がとれたとか、持病の快方を感じている人たちがたくさんいますんで、ぜひ、新年には強力な体制づくりを……。

健康体操は、農村婦人の家が現在本部となっており、毎週火曜には、指導員の懇切ていねいな指導のもと行なわれています。「気軽るに参加し、健康を自らの努力でとりもどし、健康の町・佐敷の町民にふさわしい毎日を過してください」ということが、今回集まっていただいた皆さんの統一意見となっていました。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008437
内容コード G000000505-0022
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第88号(1985年1月)
ページ 12-13
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1985/01/10
公開日 2023/11/09