経済課
うりずんに映える真紅のデイゴの花咲きほこる田園都市・佐敷町。
土地改良された一大パノラマが広がっている。農業青年がそれぞれ夫婦揃って野菜、花卉、果樹の生産にいそしみ、農産加工場では、婦人が洗い物。竹細工の里やデイゴを素材とする漆器工場では老人たちが談笑しつつ民芸品を作製している。水産加工場では養殖されたモズクの加工、牛エビの出荷で忙しそう。津波古の市街地では、近代化された協同店舗が立ち並び買物客でごったがえしている。そこには町内産の農林水産物をはじめ町の産物の数々が……。
こんな町の将来をめざして、今年もはりきっています。
水道課
すてきな水! 水は限りある資源です。
水道は、私たちの日常生活を支える重要な施設です。この大切な水を上手に使い、便利な水道として私たちの暮らしに無駄なく役立てなければなりません。健康で、文化的な生活をする上でかたときも欠かすことのできない水道の水は、私たちにとって大切な命のもとともいえます。
私たち水道事業を推進するものにとって、水に対する町民の皆さまの認識、さらに施設の保全、管理へのご理解は大きな力です。水は、水道は、町の発展、町民の命の源です。今後とも一層のご協力をお願い申し上げます。
住民課
健康は何よりの宝、人間の幸せはなんといっても健康であり、日常生活で最も必要とするものもこれまた健康です。
本町は「ヘルスパイオニアタウン」の指定を受け、町を挙げて健康づくりを行なっております。住民課は、住民の最も大切な「健康づくり」のお手伝いをさせていただいている課です。住民課には、戸籍があり、町民の長い一生を管理し、その一生をいかに健康で楽しいものにするかを考え、実行しています。今年も、町民の皆さんと共に、自主的な健康づくりを共に考え、実践し、明るい暮らしと健康に満ちあふれた佐敷町をめざし全力投球をいたします。
建設課
町の行なう諸事業は、予算化されたとしても、町民の皆さんのご理解と、ご協力がなければ真の推進をみることができません。
現在、道路、河川、排水、野球場、公園、交通安全事業等が進められています。いずれも町民各位のご指導、ご協力によりスムーズに執行されています。ふるさとの町づくりを町民総参加で、という思いが強まって来たことを感じております。
新しい年は、厳しい財政事情下にはありますが、62年海邦国体に向けての国体会場周辺の整備はもとより、地域の環境整備に努力し、明るく住みよい町づくりを町民の皆さまと共にめざします。
税務課
佐敷町で課税している税目には直接皆さんが納税する町民税、固定資産税、軽自動車税があり、間接的に納税されるタバコ消費税、電気税があり、他に土地を5000㎡以上取得または保有した場合の特別土地保有税の6税目があります。
税収は、学校、公園、道路の整備、土地改良、福祉など、多くの事業の財源となります。町にとって活力源であり、栄養素ということができます。
納期内、自主納税、気軽るな納税相談…が、ふるさとを活気づけます。マイホーム建設など無理のない人生設計で、税の滞納のない、そして、ふるさとを盛りたてる楽しい人生を送りたいものです。
教育委員会
新年を「地域文化の年に」。私たちの町佐敷は、伝統的ないろいろの民俗文化が継承保存されて来ています。しかし、近年そのような文化、芸術などの発表、公開する場がなく、次代への継承、伝達の機会が少なくなってきております。郷土の遺産を大切にするために、町民文化会館などの建設が望まれます。
現在、各界で活躍する方々が、文学、芸術、芸能等を発表、公開できる場づくり、人間性を重視した町づくりを進めてまいります。
緑と自然に包まれた、安らぎと郷土愛に満ちた希望と夢のある町、平和と文化の町・佐敷町の建設に、今後とも努力いたします。
農業委員会
佐敷町農業委員会は、町に設置された独立の行政機関です。町の農業の振興、発展に尽すため諸事業の推進にたずさわっています。
近年の農業諸情勢は、世界的に大へん厳しいものがあります。佐敷町においても例外ではありません。こうした状況下、農業委員会では、農業経営における生産向上と、安定した農業所得の増大を図るための経営規模の拡大、および経営条件などの整備をめざし研究、努力をしています。地域における農家相談活動を強化し、遊休地の解消推進、農用地の有効利用、経営改善、さらに農地銀行活動を通した農地流動化を行ない、今後とも、農地問題、諸事業、農政活動を続けてまいります、
議会事務局
議会は、町民の声がもっとも反映するところです。町政、町づくりのために、今後さらに地域住民の声が、反映する議会となるよう努力してまいります。
また、町民の皆さまに、議会活動を知っていただくための広報活動に力を人れ、活発な議会活動が行なわれるよう力を入れていきたいと考えております。議会活動は綿密な、詳細な調査活動なくしては成り立ちません。委員会活動も含め、調査に全力をあげ、町民のための議会運営をめざします。
さらに、議場の整備でもって町民にひらかれた議会とし、町の将来の課題を町民の皆さんと共に考えていきたいと思っております。
総務課
昭和60年はいろいろな意味で重要な年になりそうです。町制施行5周年を迎えます。5年毎の国勢調査が実施されます。国体へ向けて本格的な活動が展開されなければなりません。一方、諸々の大事業をかかえながら町の財政はこれまで以上にきびしい年になることが予想されます。総務課は、役場内の各課の動き、諸事業を掌握しつつ財政面での適切な調整を図らなければなりません。そのほか交通安全運動の推進、町史編纂事業、町歌、町音頭の選定などの事業をかかえています。
町役場の窓口でもあり、地域住民の方々と共に、今年も進んでまいりたいと考えています。
福祉課
昨年は、福祉活動の拠点・町社会福祉協議会が、意義ある法人化5周年を迎えました。町民の皆さまと共に祝い、社協の今後の活躍に大きな期待を持つと共に、その育成強化に福祉課としては最大限の努力を図ってまいります。
長期安定型に制度の改められた国民年金、さらに諸福祉制度を町民の皆さまに充分理解していただき活用されることを目的とし、そのための諸施策を強力に推進してまいりたいと考えております。
福祉行政は、町全体の動きでなければならず、町民1人ひとりが考えなければなりません。その充実のため、今後ともご協力、ご指導をお願い申し上げます。
企画室
企画室は、昨年5月1日スタートしました。スタッフの懸命の努力で多彩な事業に取組み、町の未来像をはじめ、海邦国体、農村総合整備計画策定、港湾整備計画など大きな課題をかかえつつ進んで来ました。町の将来を決定するといってもよい基本計画をはじめ、今後も継続し取組んでいく課題、事業も数多くあります。
本年は、町制施行5周年という記念すべきときでもあり、「町民が町づくりのビジョンを語り合うシンポジウム」の開催などを実現したいと考えております。行政べースでない町民総参加の町づくりで、21世紀の佐敷町を創出していきます。