フェーランテ(移動露天市場)
住宅街で午前中のみ開設される聖市の名物の1つ。1キロ位の長さにテント小屋を建て、生鮮食品、衣類、おもちゃ、土産品、絵や骨董、貴石等となんでもある。ここも県人が多く、シンメーナービに食油を熱してサーターアンダーギーやブラジル鮫子など賑やかに商っていた。縁日や、お祭りの門前市場のようであった。小型トラックに小さい圧搾機を積んだ甘蔗汁売りがおり、お客はビンや適当な入れ物を持ち搾り汁を買っていた、年中商売出来るらしく街角や広場の木蔭に1,2台たむろしていた。
これなどは当地の観光地でも甘庶の生ジュースとして成立つのではあるまいか?
甘蔗ジュース買っていそいそニグロの子
ヒッピー市
東洋街近くのレプリカ公園で毎日曜午前中開設される。公園いっぱいに、皮、木工製品、アクセサリー類などの民芸品、絵画、宝石、原石、化石、貴石等々所狭しと広げた名物の露天市である。土産品店にないような珍らしい物もある。
しかも半値に近い割安だ。それだけに雑踏というにふさわしい混雑振りで、スリ、カッパライも横行するので一名泥棒市とも呼ばれている。2回行ったが観行客は特に狙われるらしく、お金も分散して持ちなさい、カメラ等は禁物だと注意された。
催し物
母国の芸能関係の催しが毎年あるらしく、滞在中「八代亜紀ショー」を初め沖縄郷土芸能の公園があった。奥原さんという県出身のプロモーターが興行主で、新聞、テレビで連日報道されていた。70歳以上の移民は無料招待らしく、こうした興行が楽しみの1つとなっているという。
リオデジャネーロ
サンパウロとリオ間には、30分おきのYS11型機のエアーバスが就航している。所要時間。さすがに世界の観光地だけあって街も美しく清潔で人々も親切であった。
ポンデアスーの空中ケーブルカーやコーコバールのキリスト像。標高700メートルを登山電車で登る。雲のかかる聖地で伯国人は必ず1度は参拝するという。原生林があって蘭やアナナスがユーカリに寄生していた。また、珍しい小鳥も多く、中でも「蜂すずめ」という珍鳥に出会えたのは幸運だった。
蜂すずめ天辺近き山に逢ふ
写真より美しいコパカバーナの海水浴場へ足を運ぶのも楽しみの1つ。シーズンオフに入っていたが海水浴場が6キロの海岸にちらばっているのは壮観だ。