国際化時代という言葉を耳にして久しいが今回ヨーロッパを旅行する機会を得、その言葉の意味が実感として理解できた。というのも、日本人の観光客や海外居住者が、予想をはるかにこえて多いことに気づいたからである。
各国の空港は、日本人観光客でごったがえし、時としてその数は空港客の80%以上に達し名所旧跡では必ず2、3グルプの日本人観客に出会った。
また、ヨーロッパの主要都市には、留学生、商社マン、その家族、地元お土産店で働く店員等大勢の日本人が住み付いている。多い都市で2万人、少ないところでも500人は住んでいるとのことであった。
最近では、地方自治体レベルでの国際交流が脚光を浴びつつあり、世はまさに国際化時代に突入した感じである。
海外での生活や旅行を楽しむには、買物はもとより、その土地の風俗習慣、食物、人々に溶け込むことが大事である。そのためには、意思の疎通ができなければならない。
オランダ人は、外国語の達人で、母国語のほか、独語、仏語、英語等を流暢に話す人が多い。
米国から教師を招き英語教育の効果を上げている。ヨーロッパでは、2、3カ国語を話せる観光ガイドは普通だ。
熊本のある地方自治体も米国籍の英語教師を採用し、英語教育の普及に特段努力している。
今後ますます進む国際化時代に備え、佐敷町民も国際人として頑張って欲しいものである。