【共催】
佐敷町・町農協・町漁協・町商工会・町農業委員会・町教育委員会
【協力】
区長会・婦人会・生活改善グループ・農協婦人部・農業青年クラブ野菜花卉生産部会・老人クラブ連合会・養豚組合・畜牛組合
豊かな町、住みよい町づくりに力を尽くす町内の諸産業、各種活動のラインアップ、昭和59年度佐敷町「産業まつり」の開催が間近にせまっています。
今年の「産業まつり」は、“海”がテーマです。馬天港・中城湾にのぞむ佐敷町にとって、海は切っても切りはなせない存在です。歴史的にも、町の産業の発展にも、海は大きくかかわってきました。“拓かれる未来、豊かな海”をメインテーマに、佐敷町の多くの“みのり”が勢そろいします。
老人福祉センター、農村婦人の家を主会場に、両施設の広場、周辺、そして、今年は馬天の海も会場となります。会場には、農産物をはじめ、農産加工物、水産加工物など、佐敷町の産するあらゆるものが展示され、なかには即売されるものもあります。他府県においても高い評価を得ている畜産品や伝統工芸の竹細工などは、例年通り大きな人気を呼びそうです。
当日は、町内産業の展示、即売だけでなく各種団体やグループ、個人、さらに、佐敷小学校、馬天小学校、佐敷中学校各児童生徒の優秀作品も展示されます。生活改善連絡協議会の栄養料理、婦人連合会の無公害石ケンづくりなどのほか、多方面にわたる取組みが一堂に会します。「町づくり」に情熱を燃やす町民の”成果”が結集されるわけです。
今年の「産業まつり」の呼びものは、メインテーマ“拓かれる未来 豊かな海”の通り、地曳網漁です。町民が力を合わせて網を引くものです。佐敷町の海に直接ふれて、海の幸を自分たちの手で……という目的で行なわれます。現在、馬天港・中城湾ではタチウオの時期になっており、大漁が望めそうです。
また、地域産業の振興、伝統工芸の伝承という角度から、竹細工の実演も行なわれることになっています。今回は、親子そろっての竹細工による玩具づくりです。郷土の伝統文化を理解する上でも、この竹細工の玩具づくりは役立つものと思われます。
それぞれの産業の出品物に加え、研究、研鑽の成果の展示、そして、各種コーナーは、例年にない賑わいをみせそうです。町の産業振興、発展への各取組み、その成果の展示、発表は町勢を知らせてくれるはずです。佐敷町の姿、その実際に直接ふれて、観る「産業まつり」ということができるでしょう。
現在、町では「緑のまちづくり」に取組んでいます。その取組みをさらに進展させるための苗木の無料配布も「まつり」当日に行なわれます。苗木は、「産業まつり」参加記念にもなり人気を呼びそうです。
出展、出品物の審査は、県南部農業改良普及所によって各部門ごとに行なわれます。なお、出品者全員に参加賞も用意されています。
盛りだくさんの催しが、今年も会場いっぱいにくりひろげられます。「産業まつり」に参加し、佐敷町の発展に力を合わせましょう。ふるさと佐敷の実際の姿に、家族そろってふれましょう。