町民の体験をとおして、戦争とは、移民とは、町民にとっていかなるものであったのかを浮彫りにしてゆきたいと思います。
そして戦争という愚かな誤まちを2度と繰り返すことのないよう後世に語り継いでゆきたいと思います。体験者にとって、戦争は口にすることも忌わしく、苦しいものであったと思います。しかし、その忌わしさも苦しさも、体験者がこの世を去り、戦争を知らない世代の社会となった時、すべて忘れ去られてしまいます。戦争の痛みを知らない者はいつか又、正義という名のもとに同じ誤まちを繰り返し、地嶽絵図を繰り広げかねません。このようなことが再び起ることのないように、1人でも多くの戦争体験を記録してゆきたいと思っております。
移民は、大正から昭和へと続く不況のどん底で、大きな役割を果たしきましたが、その実態はあまり知られていないのが現状です。
町民の体験談により、明らかにしてゆきたいと思います。
募集要項
1、期間 1985年6月末日
1、内容 疎開、出征、避難、戦争体制下の生活、出稼地、移民地での戦争体験等、移民体験
1、枚数 原稿用紙10枚以内 ※書くのがめんどうな方、電話で連絡して下さい。事務局で聞き書き致します。
詳細は総務課 渡名喜元久迄