「むらづくりとは、 1村1品運動などもそうですが、単なる物づくりではなく、人づくりなんです。将来を展望した農業の素地づくりでもあり、後継者の育成による村おこし、島おこし、海おこしといってよいでしょう」
県南部農業改良普及所員といういかめしい肩書の高良氏、むらづくリを語りはじめたら熱っぼく、そしてますます目を輝かせます。
農業改良普及所員としての仕事の範囲は広く多岐にわたり、技術全般はもとより、農村における生活、暮らしに関することまでがその対象となっています。
「佐敷町の担当になって4年、勉強させてもらっています。いろいろ取組んでいる人がいて、その方たちから学び、そして共に考えていくという方式でやっている状態です。農業の将来の展望をひらくために、お互い情報交換など、もっと連帯意識を育てていかなくてはと考えています」
今後の農家のあり方、土づくりや作物、営農家としての考え方などなど、よどみなく語る高良氏。
「自分たちの集落を点検して、何が大切なのかを考えてほしい」
と結んでくれました。本町の農業をバックアップする若い力といえるのではないでしょうか。