なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

ひと “むらづくり”一筋 県南部農業改良普及所 普及第一課 高良盛達氏

「むらづくりとは、 1村1品運動などもそうですが、単なる物づくりではなく、人づくりなんです。将来を展望した農業の素地づくりでもあり、後継者の育成による村おこし、島おこし、海おこしといってよいでしょう」
県南部農業改良普及所員といういかめしい肩書の高良氏、むらづくリを語りはじめたら熱っぼく、そしてますます目を輝かせます。
農業改良普及所員としての仕事の範囲は広く多岐にわたり、技術全般はもとより、農村における生活、暮らしに関することまでがその対象となっています。
「佐敷町の担当になって4年、勉強させてもらっています。いろいろ取組んでいる人がいて、その方たちから学び、そして共に考えていくという方式でやっている状態です。農業の将来の展望をひらくために、お互い情報交換など、もっと連帯意識を育てていかなくてはと考えています」
今後の農家のあり方、土づくりや作物、営農家としての考え方などなど、よどみなく語る高良氏。
「自分たちの集落を点検して、何が大切なのかを考えてほしい」
と結んでくれました。本町の農業をバックアップする若い力といえるのではないでしょうか。

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大分類 テキスト
資料コード 008437
内容コード G000000502-0023
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第85号(1984年10月)
ページ 11
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1984/10/10
公開日 2023/11/09