「これは、トーナカシーイリチャーにするものよ」
「おばさんたち、いろんなこと知ってるんですね」
大きなシンメーナービのまわりで楽しい会話がはずみます。 9月24日、仲伊保公民館の料理実習室で「お母さんと子ども達による料理教室」が開かれました。仲伊保の生活改善グループのお母さん達と仲伊保子ども会のメンバーです。一緒に、ユシドーフやおからイリチー、おからコロッケを作ろうというのです。しかも材料の大豆は、子ども会のメンバーが種まき、除草、収穫と自らの手で作ったものを使うのです。
仲伊保子ども会が、大豆の植えつけをしたのは、3月3日。土地は、農家の方たちが提供してくれました。それから、除草とみんなで観察しながら大事に育てました。
5月には、収穫、脱こくも自分たちでやりました。子ども会の指導にあたった仲本政衛さんは、「最近は、農家の子どもたちでも畑に入ったことのない子が多いですね。虫がいたりするとこわがってたいへんでした。畑で働くという機会をもっとつくらなければ」と話していました。
ユニークな今回の催しは、いろいろな取組みをもとに行なわれたものであり、予想以上の成果をあげていたようでした。