式典 体験・実演・講演と多彩な内容で
第1回佐敷町健康まつりは、9月16日、好天に恵まれて町老人福祉センターをメイン会場に開催されました。この日は、これまで展開されて来た「佐敷町健康づくり推進大会」を兼ねており、“自分の健康は自分で守る”をスローガンもそのままに盛り上がりをみせました。 午前9時半の式典開会によって“まつり”の幕は切っておとされました。宮城助役が開会のことばをのべ、山城町長が主催者を代表してあいさつ。続いて無受診者の表彰が行なわれました。
金城祐俊県生活福祉部長、小渡有明那覇保健所長の来賓祝辞においても今回の健康まつりは大きく評価されていたようでした。志村町住民課長による基調報告では、これまでの町の健康づくりに対する取組みの概要が述べられ、 「健康町・佐敷」が強調されていました。意見・体験発表では、健康体操参加や無公害石ケンづくりが報告されるなど、内容の濃いものとなっていました。参加者がいよいよ増えている健康体操、ヨガ体操の実演の後、宮城重二琉大医学部助教授の「日常生活における健康づくり」と題する講演があり、式典は終りました。
各コーナー いろいろな角度から健康を考えて
健康は、単に身体の問題だけでないことを大いに知らしめたのが各種コーナーです。相談コーナーでは「健康」や「栄養指導」、測定コーナーでは「反復横とび」「垂直とび」「握力」「ジグザグドリブル」「急歩」などが測定され、多くの町民が汀を流していました。
日ごろの鍛えぶりをためそうとする人、若さをためそうとする人、年配の方から若い人まで各種測定に挑戦していました。
会場の壁や廊下を利用した展示コーナーは、国民健康保険の制度や仕組み、老人保健などが図入りで掲示され、わかりやすいコーナーとなっていました。また、小中学生の作品展や無公害石ケンづくりの実演、展示は大気をよび、生活面からの健康への関心が高まっているようでした。町生改グループや農協婦人部手づくりの健康食の展示や、減塩みそによるみそ汁のサービスなどもあり、各コーナーとも、参加者の足をとめるに十分な内容をとりそろえていました、 いろいろな角度から”健康を考える”コーナーは、今後の運動推進に大きな成果を上げていました。
健康スポーツ 家族そろって健康づくりに挑戦
健康まつりにふさわしく、家族そろって汗を流せるものをと催されたゲートボール大会、輪投げ大会、健康体操は、それぞれ人気を呼んでいました。ゲートボールでは日ごろ鍛えている熟年パワーがその成果をみせ、また、輪投げ大会では、5人1チームとなって家族で参加し、チームワークの良さを発揮していました。
ゲートボールは津波古Aチームが優勝、輪投げ大会では、熱戦の結果、小谷チームが優勝し、それぞれ記念品を受けていました。
健康まつりの第2会場ともいうべき農村婦人の家では、式典で人気を呼んだ健康体操、ヨガ体操の実技指導が行なわれ、子どもから大人まで多くが参加していました。
健康体操では、さしき道場のみなさんが日ごろの鍛練ぶりをみせ、健康に大切な体の柔軟性を示していました。
多くの町民参加のもとに開かれた健康まつりは、各方面から評価されるものとなっていました。