なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷の自然 動物たち④ アカショウビン

全長170ミリメートル内外、体全体が鮮赤褐紫色でくちばしも脚も赤い。腰部に青紫色の斑がある。沖縄各地で繁殖するのも多いが、夏鳥として県下各地に飛来するのも多いという。河辺林に住み小魚、カニ、蛙、昆虫などの小動物を餌とする。
この色鮮やかできれいな鳥も、不吉の鳥として嫌う所が沖縄本島南部には多い。
佐敷町でも、この鳥が屋内にはいると厄だとして、浜におりて厄解(ヤクブトチ)の祈祷をしたという(昭和20年ごろまではよく行なわれた)。
戦後、昭和26年から29年ごろまでは比較的よく見掛けたが、同じ仲間のカワセミ(方言名・カーラカンジャー)とともに、姿をみせることが極めて少なくなった野鳥の1種である。

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大分類 テキスト
資料コード 008437
内容コード G000000502-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第85号(1984年10月)
ページ 1
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1984/10/10
公開日 2023/11/09