仲伊保の吉田永進さんのハウスでは、本土市場の値段の高い時期(1~2月)にピーマンの出荷量を上げる目的で、昨年12月に初めてビニールカーテン利用のピーマン栽培が行なわれました。
ピーマンの適温は日中25~30度、夜間は18~20度ですが、冬場、本県も夜間、10度以下になることがあります。
これが果実肥大の遅れ、奇形果の発生につながっていきます。
今年の冬場はまさにそれで、改めて保温管理の重要性が注目されています。
そこで、吉田さんが実践したカーテン利用の実証展示圃(経費を多くかけずに保温効果を高め、生育促進を図り、収量および秀品率の向上をめざす)について、その概要と得られた知見を紹介してみます。
▽ビニールカーテンの設置要領
(イ)設置期間
12月より3月下旬まで
(ロ)設置方法(図1参照)
(ハ)使用資材
サクビ(メーカーに加工させたものを使用)。カーテンおよびすき間風防止に使うビニールは古いものでよい。
▽温度管理
すき間風の入るハウスは保温性に乏しくなるので、特にハウス入口とすそのすき間風防止に工夫すること。日中天気の良い日はハウス内温度が30度を越え、40度近くまで上昇するので、カーテンを上げハウス換気に十分留意する。また、夜間のハウス温度を保つため、日没以前にカーテンを下ろし、ハウスを閉める。
▽カーテン栽培の効果
ハウス側面だけのカーテン栽培では、次のような結果が得られた。
(1) 従来の栽培(慣行区)に比べ最低温度が上昇する
(2) 新芽の発生が早い
(3) L・M果の割合いが増加する(クズ物が減る)
(4) 収量が増大する(図2、表1参照)
これまで述べたように簡易な方法でも保温効果は高められるので、ハウス園芸に取組んでいる農家の実践を期待したい。 (県南部農業改良普及所 電話0988-891-3515)
| ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1H03O0kswkL2VrnAgkhliForBap9q0weu |
|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008437 |
| 内容コード | G000000500-0008 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第83号(1984年8月) |
| ページ | 4 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1984/08/10 |
| 公開日 | 2023/11/09 |