最近、隣人から相談を持ちかけられた。風にのって漂ってくる畜舎からの悪臭についてであった。天候のせいもあろうが、日を追ってひどくなり、とても家の中にはいられないとのことである。
わが町では、畜産の振興にも力を入れていることでもあり、正直、答えに窮してしまった。 戦前ならば、各戸で牛馬、山羊などの家畜を飼っており、問題にもならなかったが、現在ではそんないい方は通るはずもない。
町内には、さまざまの職業、商売の人々が住んでいる。この種の相談、苦情は今後多方面にわたって出てくるはずである。
隣人の相談に対しては、畜舎の清掃の徹底、飼料の研究などを畜産農家にお願いすることを約束し、また、将来の畜産団地化の計画なども話ししておいた。
この相談をきっかけにして、町主催の各集会の出席者、参加者の少なさに思いをはせてしまった。地域の住民の意見を聞こうとする集会を持っても、要望や意見を述べるべき住民の方々の参加がめだって少ないことにである。より多くの住民の参加のもとに、計画なり改善策が練られるならば、町づくりもよりスムーズに行くはずである。
勿論、行政側も、集会の在り方を根本から考え直し、また、創意工夫もすべきだし、あらゆる方法を持って住民側に町の方針なりを周知徹底させなければならない。町民の方々にあっては、自分たちの町づくり意識とふるさと意識を、さらに持ってほしいものである。
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|---|---|
| 大分類 | テキスト |
| 資料コード | 008437 |
| 内容コード | G000000500-0005 |
| 資料群 | 旧佐敷町(佐敷村)広報 |
| 資料グループ | 広報さしき第83号(1984年8月) |
| ページ | 3 |
| 年代区分 | 1980年代 |
| キーワード | 広報 |
| 場所 | 佐敷 |
| 発行年月日 | 1984/08/10 |
| 公開日 | 2023/11/09 |