「さかえるまち、しぜんのまち、きぼうのまち」の将来像の実現を目指し、佐敷町農村総合整備計画の策定に向けて、本格的な作業が開始されました。この事業は、農村総合整備モデル事業を柱に、単に生産基盤の整備だけにとどまらず、自然、生活環境も含め、産業と自然、生活と自然との調和のとれたまちづくりをしていこうというものです。
今後、十年間にわたり、十数億円の予算をかけて実施されるこの事業の成否は、まさに佐敷町の将来を決定づけるものといえます。
それだけに、今年度に策定される農村総合整備計画は、慎重な取り組みが望まれています。
町では、町民のアンケートの実施、各種統計の整理、集落ごとの懇談会の開催などにより、町民の創意を結集した計画の策定をしようと懸命になっています。
集落懇談会は、6月18日から約1月をかけて、全集落にわたって実施され、特に生活に直結する道路排水の整備の問題やほ場整備の問題など積極的な意見交換が行なわれました。主管課の企画室では、「今回の集落懇談会を契機として各集落に整備計画策定のための推進委員会の設置により、集落ごとの問題点を整理し、将来像をまとめて、町全体の計画を今年度中に策定していきたい」話していました。
町づくりは、町民一人ひとりの手で行なって行きたいというのが町の方針であり、ふるさとを町民の総意でゆたかにしていくのが何よりも町づくりの基本です。
様々な考え、いろいろな意見が今後の佐敷町にとって大きな意味を持っています。わが町、わがふるさとづくりを全町民の力の結集でより完全にしたいものです。