戦前、沖縄本島内の各地域で輸送機関のひとつとして活躍していたものに客馬車があります。客馬車は、正式には乗合馬車と呼ばれ、四輪車で屋根はブリキやトタン板などであった。駅者は車外で馬を操った。 車賃は、昭和4、5年ごろまで大人1人5銭、昭和8、9年には10銭、昭和15、6年以降は15銭であったという。 (第六章 第一節交通 3客馬車)