役場への出勤途上、いろいろなものを見、また、出会う。短期間で変化をみせるものもあれば、十年一日のごとくその姿を変えないものもある。最近、特に感ずることは、各家の緑のすばらしさである。
CGG運動の成果もあろうがやはり、緑の持つ力が人々に再認識されはじめたことが、美しい縁の誕生につながっているものと思われる。実によく手入れされた生垣、つややかな葉をいっぱいにひろげた花木。当事者だけでなく、私のような通勤者の心まで和めてくれる緑である。
このように緑が映え、うるおいのあるわがふるさとだが、またまた汚名をもらってしまった。
交通事故第一当事者が県内一、ワーストワンがそれである。
その要因については専門家の分析を待つしかないが、交通事故は起るぺくして起るものである、安全意識の再点検、マナーの向上に力を入れ、一日も早くこの汚名を返上したいものだ。
通勤途上でもよく見かける不法駐車の多さは、ドライバーのマナーの悪さのひとつのあらわれであろう。お互いのマナーの喚起が必要である。不法駐車などは、隣同士いいにくいことかもしれない。しかし、悪は悪としてはっきりさせていくことは忘れてならない。お互いに糺し合えば、かえってシコリを残さないのではないだろうか。
交通安全も、ワーストワンの汚名返上も、身近から行なっていきたいものだ。佐敷町の美しい緑も、そのときこそ更に輝きを増すはずである。