第30回佐敷町議会定例会は、3月12日から28日までの16日間にわたって開かれました。
3月12日の開会にあたり、山城時正町長が昭和59年度の町政運営の施政方針を述べました。
その中で山城町長は「町民の生命と暮らしを守り、活気ある町政を推進し、町民との対話と参加を通して、全ての行政を公正民主的に行ない、清潔な町民本位の町政を確立する」ことを強調するとともに、基本施策として ①産業の育成、振興 ②教育文化の充実 ③生活環境の整備 ④福祉の充実、健康づくり事業の推進の四項目にわたって基本的な考え方を述べました。そして、「町民の町政に対する要望も多様化されており、厳しい環境下にあっても、町民優先の町政を貫きたい」と結んでいます。
町は、今議会にこの施政方針の裏づけともなるべき、昭和59年度一般会計予算など20件の議案等を提出しました。提案された一般会計の予算総額は、19億700万円で昭和58年度当初予算比で4・47%の増となっています。新年度の主な事業は、海邦国体に向けた新開球場新設工事、市町村未買収道路用地処理事業、兼久農地保全事業、馬天小学校増築工事、手登根農村広場整備事業などとなっています。
3月19日の一般質問では、浜崎地区土地改良事業、新開球場の建設、公有水面の埋立など当面する諸問題について熱心な論戦が展開されていました。
議会は、3月28日提出された諸議案を原案通り可決、「食品添加物の規制に関する意見書」を採択し全日程を終了。4月1日より新たな昭和59年度の諸事業が展開されています。