なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

チャレンジしてみませんか  健康体操(2)

健康維持に対する町民の関心はますます高まっています。毎週火曜に行なわれている健康体操の参加者をみわたせば、そのことはすぐうなずけます。
老人福祉センターや農村婦人の家を中心に行なわれていた健康体操も、今では大きな広がりをみせています。各字単位で開催され、お年寄りから若い人まで各世代が一緒になって快い汗を流しています。現在、農村婦人の家、津波古公民館、新里公民館、佐敷公民館、仲伊保公民館の5ヵ所で、健康体操は行なわれています。
以下、「生命の体操」といわれる健康体操の原理と運動技術の概略(組み体操の部)を述べてまいります。
▽自分では発見しにくい体の歪みを発見し、矯正するのが組み体操です。体操の効果を大にするために他動的な補助を用い、また、スキンシップによる人間性の回復にも役立つものです。

<第1動作 背筋を伸ばす運動>
要(かなめ)の体操各動作共通の運動である背筋を伸ばして行なう動作を正しく行なえるようにするための準備運動です。日ごろかたよった筋肉の使い方をしている私たちですが、この動作によって全身の筋肉を平均に使用するようにします。
<第2動作 脚のうら筋を伸ばす運動>
足のうら筋を押し伸ばして要の体操、第2動作をでき良くするための準備運動です。補助者の体重のかけ方、当時者の呼吸の合わせ方が重要です。号令をかけながらゆっくりと腸骨上縁部から太腿の付け根までを5回に分けてゆっくりと押すのが基本です。
<第3動作 脚の外側の筋を伸ばす運動>
脚の側面の筋を押し伸ばして、要の体操第1動作をでき良くするための準備運動です。腰の悪い人などには無理をしないことが大切です。
<第4動作 脚の前側の筋を伸ばす運動>
この動作以下は、屈伸運動の補助になります。
<第5動作 腹筋を伸ばす運動> <第6動 作股関節の屈伸運動> <第7動作 脚の裏筋肉全体をひき伸ばす運動> <第8動作 脚のすじを伸ばす運動> <第9動作 脚の前側のすじを伸ばす運動> <第10動作 腹すじを伸ばし脊柱をそらす運動>と続いていきます。
お問合せは、町役場住民課へ   ℡(7)6211
健康づくりの第一歩は、やわらかい体、強靭な体力づくりが大切です。健康体操はだれでもできる医者いらず法です。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008436
内容コード G000000497-0018
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第80号(1984年1月)
ページ 12
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1984/01/10
公開日