さわやかな朝の空気の中、明るいかけ声がゆきかいました。待ちに待った町産のピーマンの本土初出荷です。
12月7日、町農協野菜集出荷所には、早朝より自慢のピーマンが続々と集められました。あざやかなグリーンの肌をみせるピーマンは、各等級に選別され、次々と計量されていきます。佐敷町は、他市町村より作付けが数年早く行なわれており、その品質は高く評価されています。
現在、ピーマンの栽培農家は町内で25戸、いずれも技術的にすぐれ、その証明は他市町村より出荷割当てが多いことでも知ることができます。この日、出荷量で最高の人は155・5キロ。全出荷量は700キロでした。
粒ぞろいのピーマンが山と積まれた集出荷所内には、 「初荷」の文字が張り出され、今後のピーマン出荷に対する各農家の意気ごみが満ちていました。
この本土初出荷は、栽培農家にとっては大きな刺激となるものでもあり、選別に立ち会う人たちの表情にも真剣さがただよっていました。山城町農協長をはじめ、農協関係者はもちろんのこと、この日は、山城町長、宮城助役、平田経済課長なども出荷に立ち会い、農業の新しい第1歩をみつめていました。
ピーマンは燻蒸処理の後、関西方面へ出荷されたとのことです。