なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

読者から

冨祖崎運動公園の活用を
冨祖崎運動公園の陸上競技場と野球場が完成した。何時から利用できるの。
今年の町体協陸上競技大会、老人スポーツ大会とも小学校、中学校を借りていた。多額の町費をかけた立派な運動公園がありながら、もったいない話。
聞くところによると、一部町民の間には「車の便が悪い」との敬遠の声も聞かれるとか。当公園は、字佐敷から東側の各字からはほぼ1キロ足らず、字兼久以西の各字からでも、バスを利用すれば等距離の位置。家族揃って歩き、汗がかける。スタンドに座り、海からの微風に吹かれて心地良い気持ちで競技を見るのも楽しいことと思う。
「車を捨てて」徒歩で参加しよう。
立派な施設も今のままではもったいない話。これからの町のすべての運動行事を、町が率先してこの運動公園で挙行してもらいたいとお願いするのは、老骨の私だけの老婆心だろうか。(平良里之子)

写真にひと工夫を
「広報さしき」が、4月の74号から形を変えた。以前にも増して、大変興味深く読ませてもらっている。孤独な編集者のために、感じた点をいくつか述べる。真っ先に読むのが、「広報係より」。編集者の本音が出ていて、ここが一番おもしろい。間野氏の「くしゆっきい」もいい。本町の先輩方のエピソードを味わい深く描いている。まさに、島酒を片手に孫たちに物語(ムヌガタ)いする好好爺という感じ。「佐敷金杜」の提言は、住みよい、誇れる町づくりのための論議の一材料としたい。「読者から」の声を大切にする姿勢は、今後とも持ち続けてほしい。全体的に紙面の隅々から、編集者の広報にかける「意欲」が感じられ、心強く思う。
ほめたところで、要望を少し。表紙は何とかならないか。民具の写真をポッと出されては、味も素っ気もない。
むしろ、中にある「わたしのお父さん、お母さん」の絵を表紙にした方が、読者を引きつけるのではないか。人物の入ってない写真は暖かみに欠ける。同じことは、フォト・アイにも言える。
一案として、ふるさとの老若男女の、顔々で紙面を飾ってみたらどうだろうか。
ともあれ、だれにでも「読んでもらえる」広報をめざして、さらに奮闘されんことを期待する。(津波古の一読者)

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大分類 テキスト
資料コード 008436
内容コード G000000496-0035
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第79号(1983年12月)
ページ 18-19
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1983/12/10
公開日