健康に関する総合雑誌『壮快』誌上で、佐敷町の長寿者の調査などを発表された古見耕一先生が、このほど杏林大学医学部教授となられました。琉大助教授として、健康づくりや長寿者の生活の調査などで佐敷と深くかかわりを持った先生からのメッセージです。
私が佐敷町の皆さまと健康問題にかかわってから、早くも8年になります。
その間、行政はもとより住民の方々とともに、力を合わせて“自分の健康は自分で守る”“健康で明るい町づくり”などの標語をかかげて健康づくり活動に参加してきました。
これまで私がどれほどお役にたったかは別として、私自身は佐敷町民の皆さまから多くのことを学んできました。これらのことがらを他の地域の方々に紹介し、役にたてることにより、皆さまへの感謝の気持ちとしております。
健康づくり活動を推進するには、住民の方々の協力が何よりも必要であると、私はいつも思っております。また、今年からは老人保健法という新しい法律にそってこれらの活動をすすめなければなりません。しかし、それはそれとして大切ではありますが、あまり法にとらわれずに、行政や住民の皆さまと話し合いながら佐敷町に適した方法で、これからもやって行こうではありませんか。
連続10年日本一長寿県・沖縄その中の沖縄一長寿町・佐敷を目指して……。
(杏林大学医学部教授)