なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

ゴーグチ(苦言)

日本語の乱れ、若者の活字離れが指摘され、漢字の簡略化が話題になるなど、国語、国字問題をめぐる関心が高まっている。世の中、どれだけ間違いだらけの文字がまかり通っているか。
老婆心ながら次にとりあげてみる。
▽同期生会の通知の挨拶文中「芸達者を揃え」とすべきところ「芸者達を揃え」に。参加してみると残念ながら芸者は一人も居なかったとか。
▽「諸先生」が「藷先生」と教え子からの暑中見舞。同僚にその葉書を見られ、以後「イモ先生」のニックネーム。
▽「暮れもおしせまり」を「墓もおしせまり」として入院中の恩師へ見舞状。赤ボールペンで「バカモン!!」と書かれ返送されて来たとか。
では、「広報さしき」の誤字をひろってみると、以下の通り。
74号「フォト・アイ」の説明書きに葛(くず)のからまった家とある。葛もツル性植物だが、蔦(つた)の誤字では? 75、76号「わが家の誇り」の末尾※印部、 「この欄では、町民の皆さんの誇りとするもの、腕、珍品至宝を…」とあるが、町内には腕なら2万数百本あるはずだ。76号同欄では「盆栽」と「盆裁」が入り乱れていた。
もうひとつ変ったところで、76号の「フォト・アイ」のバナナの写真。ヘソの緒を切って以来70歳の今日まで見たことがない。アキサミヨー。
暴言多謝。(平良里之子)

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大分類 テキスト
資料コード 008436
内容コード G000000494-0030
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第77号(1983年10月)
ページ 14-15
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1983/10/10
公開日